インタビュー 授業編 『連盟講師 吉田きよみ先生』

 

吉田きよみ先生

皆さんは「霊能者」というとどのような人を想像するでしょうか?ミステリアスな存在、教祖のような絶対的な存在。そんな風に思うかもしれません。

 

今回は新学期の開始に合わせ、当連盟の設立者であり、ミディアムであり、そして講師でもある吉田きよみ先生に「連盟講師」という立場でインタビューに答えてもらいました。果たして先生の素顔は?乞うご期待です。

 


好きこそが最大の成長要因


【質問】「お忙しいところありがとうございます。本日はいろいろと伺いたいと思います。まずは先生ご自身について伺います。ミディアムというと、生まれつきの資質であると思う方が多いかと思います。先生も生まれつき霊感が強かったのでしょうか?」

小さい頃から幽霊を見たとかそういった記憶はありません。なので取り立てて自分は霊感が強いとか思ったことはありません。ただ、いつも目に見えない何かに守られている感覚や出来事はいくつもありました。大人になってから勉強したり訓練することによってミディアムとしての能力が形成されていったという感じです。

 

 

【質問】「そうだったのですね。スピリチュアリストを志したきっかけは何だったのでしょうか?」

日本でスピリチュアルブームが起こる少し前にテレビなどで近代スピリチュアリズムという考え方があることを知りました。その後、本を読んだりして知識を深め、スピリチュアリズムという哲学は自分の考えと一つも相反しないということがわかり、全てが腑に落ちました。そこからさらにスピリチュアリズムを探求し始めました。

 

 

【質問】「具体的にはどのような勉強をされたのですか?」

近代スピリチュアリズムの本を読んだり、ミディアムシップの勉強としてはクラスに通ったりしました。そのうちにイギリスのミディアムシップの学校”アーサー・フィンドレー・カレッジ”と出会い、そこに年に1~2回、勉強に行くようになりました。英語ができないので、通訳さんをお願いして行きました。

 

 

【質問】「通訳さんを連れてですか!?しかし、途中で投げ出したり、挫折したりしたことはなかったのでしょうか?」

途中でやめようと思ったことは一度もありません。なぜなら学ぶのはとても楽しかったからです。楽しくて夢中になり、気がつけばミディアムとかヒーラーになっていました。もちろんうまくいかないこともありましたが、それも含めて楽しかったです。

 

 

【質問】「そんな中で「霊性が開花した!」と思った瞬間はありましたか?」

イギリスの学校アーサー・フィンドレー・カレッジの授業で、霊界との通り道ができた!と感じた瞬間とか、とてもよくわかった!と思う授業時間がいくつかあり、その時には1段ずつ上っていた階段を一歩抜かしで2段上った感じがしました。

 

 

【質問】「ミディアムやヒーラーに必要な資質にはどのようなものがあるとお考えですか?」

人間愛と献身ですかね。人を思いやる気持ちと、人と霊界に対する献身が必要だと思います。霊能とかはその次のような気がします。

 


生徒さんの成長が一番の喜び


【質問】「次に連盟の授業について伺います。連盟でクラスを始めたのはいつからですか?」

連盟設立時(平成26年)からです。スピリチュアリズムに基づくミディアムシップやスピリチュアルヒーリングを広く皆さんに知っていただき、広めたいと思ってクラスを始めました。 

 

 

【質問】「その際のご苦労やエピソードなどがあれば教えて頂けますか?」

その前からも個人的にクラスをやっていたので特に苦労はありませんでした。学生時代に家庭教師や、大人になってからも手芸の講師をしていたので、教えることには抵抗はなかったです。

 

 

【質問】「いろいろな経験が今に活きているのですね。これまでどのぐらいの方が学ばれましたか?」

細かく数えたことがないのですが200人以上だとは思います。延べ人数ですとその3、4倍かもしれません。

 

 

【質問】「クラスに通うのはどのような方が多いのですか?」

男女比で言うと男性1対女性9で圧倒的に女性が多いです。年齢は30代、40代の方が多いように思います。クラスは主に土日に開催していますが、それはお仕事を持っていらっしゃる方が多いからです。なので多くの方がお仕事を持ちながら休日に学ばれているようです。

 

 

【質問】「テキストやカリキュラムはどのように作っているのですか?」

ほぼ私が一人で作っていますが、ときに2、3名で相談して作ることもあります。まず、そのカリキュラムを考え、何か資料を集めてくるというよりは、ほぼ記憶で作っています(笑) もちろん引用する英文などは別ですが。後は”秘密のエッセンス”つまり、霊界からの導きによって作っている気がします。

 

 

【質問】「毎回どのような気持ちで授業に臨んでいらっしゃいますか?」

生徒さんの貴重な時間をいただくので、それぞれの生徒さんにとって有意義な時間になるように、毎回何かを得て帰ってもらえるようにと思っています。あとは飽きないように、眠らないように(笑)、ユーモアや笑いを交えて、楽しく授業をしようと思っています。機会公平にも注意しています。

 

 

【質問】「授業を通じて楽しかったこと、苦労したこと、印象に残っている生徒さんなど、エピソードを教えていただけますか?」

生徒さんが成長されることが一番の喜びです。初心者で入ってきた方が半年、一年と経ってだんだんとミディアムらしく成長していく姿を見るのはとてもうれしいことです。

 

私はとても生徒さんに恵まれていると常々感じていて、これまでクラス内での大きなトラブルも聞いておりませんし、そんなに苦労したと思うことはありません。

 

 

【質問】「今後どのようなクラスを増やしていきたいなど、あれば教えていただけますか?」

生徒さんの中から講師を生み出して、その方々に次の世代の生徒さんを教えていただき、私は少しのんびりしたいです。後は全国各地にクラスを広げていきたいです。

 

先生は常々「私を跳び超えて、どんどん皆んなに立派なミディアムになって欲しい!」と仰っていますものね。

 

 


スピリチュアリズムは一生かけて探求する楽しい道


【質問】「それでは最後に、これから入門される方に一言お願いします。」

楽しく、わかりやすくを心がけていますので、ぜひ一度気軽に参加していただければと思います。オンラインでの授業も始めましたので、地方の方にもご参加いただけるとうれしいです。

 

 

【質問】「在校生の方にも何かメッセージがあればお願いします。」

本当にいつもありがとうございます。皆さんの努力と献身に頭が下がります。皆さんそれぞれにきっと成長していますので、ぜひ学びを続けてください。そしてあなたから、また次の人にスピリチュアリズムの素晴らしさを広げて行って欲しいと思っています。そのために私は協力します。

 

 

【質問】「最後にもしあれば一言お願いします。」

スピリチュアリズムの哲学や考え方、それに基づくミディアムシップおよびスピリチュアルヒーリングを日本で学べるところはそんなに数多くありません。私は正統派の流れとしてそれらを提供しています。他の宗教的な考えが入ったりしていません。哲学を持てば、それはブレることがありませんし、あなたの人生に必ず役立つと思います。私もまだまだ学びの途中ですが、一生かけて探求していく楽しい道です!ぜひ一緒に学んでいきましょう!  

 

 


いかがだったでしょうか?先生は常々「ミディアムである前に人間」と言うように、ヒーリングで良い報告を受ると涙ぐむような、人情味溢れる一面があります。その一方で、スピリチュアルに対しては、過剰なまでの潔癖さと、絶対の信頼、そして尽きない情熱を持っています。今回のインタビューでは皆様に、先生のそんな人間味やひたむきさが伝われば幸いです。どうもありがとうございました。